« 決行 | トップページ | 雑貨 the world »

選択肢ABC

日はさかのぼり日曜日、私には3つの選択肢があったのだ。

ちょっと疲れ気味の週末、私なりに今週のスケジュールを頭フル活動で考えていたのだ。

何についてかって? 映画『蟹工船』と『MWムウ』の鑑賞についてであるよ。

選択肢A ウチからいちばん遠いシネコンでそこのレディースデイの月曜日『蟹工船』と『MWムウ』を2本だてで観る。

選択肢B ウチからちょっと遠いシネコンでそこのレディースデイの水曜日『蟹工船』と『MWムウ』を2本だてで観る

選択肢C いちばん遠いシネコンで月曜日『蟹工船』を観て、いつものシネコンで水曜日『MWムウ』を観る

私はおウチ仕事で火・木・金曜日と午後1時から大体7時ごろまでピアノを教えている。

そして私はうつ病で、医師からはストレスや疲労のたまる生活はしないようにと言われ、だいぶ体調は良くなったもののまだ休養と投薬治療の身である。

そんな身でありつつ映画『蟹工船』と『MWムウ』はずっと公開を楽しみにしていて、しかも主婦でもある私はセコにレディースデイに観るという魂胆なのである。

いちばんいいのは選択肢Cだろうか・・・映画をそれぞれ余裕をもって観られる・・・だが外出は2日になる。

外出をするのはいまだにちょっと緊張するし覚悟(?)みたいなものが必要だ。

そして仕事では木曜日がいちばんハードだ・・・なんとなく私の方が緊張してしまう雰囲気をもった大人の生徒さんや練習してこなくて全然弾けない生徒や落ち着きのない生徒がやってくる。

自分なりに考えに考えて私は選択肢Aを選び、昨日のブログに書いたように体調万全とはいえないもののお供に抱きまくらのピロを連れて、いちばん遠いシネコンへ映画を観に行った。

いちばん早い上映は9時35分なのだが、スッキリ起き上がれない今の私の体調では無理だ・・・12時からの上映にあわせてウチを10時20分に出る。

『蟹工船』も『MWムウ』も私にとっては比重はどちらも同じで、だからどちらを先に観るか悩んだのだ。

でも上映スケジュールにより『蟹工船』『MWムウ』の順番になる。

小林多喜二の原作は読んだことがないが『蟹工船』は資本家と劣悪な境遇で過酷な労働を強いられる労働者の軋轢、対立を描いているのだと言うことぐらいは知っていた。

漁夫、新庄を演じた松田龍平がとてもよかった・・・過酷な労働を強いられ、まるで地獄だと思っている労働者達を絶望の淵からつかの間救い出す。

原作にはない彼の存在がこの映画をただ重苦しいトーンにしていない・・・それを松田龍平が上手く演じていたと思う。

また随所にちりばめられていたちょっとコミカルな要素、それもいい味付けでした。

正直言ってかつて松田龍平・翔太が苦手だったんですが、松田翔太は無論、松田龍平もいいなぁとつくづく思いました・・・食わず嫌いはするものじゃありませんね。

労働者を演じる役者がみんな素晴らしくてね。

塩田を演じる新井浩文、畑中を演じていた竹財輝之助、久米を演じたTKO木下、八木を演じたTKOの木本、根本を演じた高良健吾、そして清水を演じた柄本時生などなどそれぞれの個性が光っていました。

そして労働者を監督する浅川を演じた西島秀俊は棍棒で労働者を殴りつつ、蹴りつつもどこかで醒めた目をしていました。

労働者達を殴り踏みつけながら「お前ら、これでいいのかよ」ってこころの中で呟いているように見えたのは私だけかな。

この映画で労働者役の俳優達に「本気で殴ってください!」と言われ、その気で殴っていたらそれが段々楽しくて「ドS」になっていったらしい西島秀俊・・・まさに迫真の演技。(笑)

「何かを変えるために、たとえリーダーがいなくても1人1人がしっかりと立ち上がることの大切さ」・・・今の日本の政治にも言えるかもなぁ。

1時間弱の空き時間をシネコンのロビーでつぶす・・・ショッピングモール内のシネコンなので雑貨屋を見るのもいいが、椅子に座って体力温存。(どんだけひ弱なのよ)

『蟹工船』は案外人がいなくて私の両隣の席は空いていたので、場内が暗くなるや否や隣の席にピロを立たせて観せたのだ・・・変なというかもはや怪しい私。

いよいよ『MWムウ』上映の時間・・・こちらは時間もあるのか観客の入りが多く、残念ながらピロの席は確保できず。(泣)

『MWムウ』は始まって5分で、スピード感ある映像とすごい音に心をわしづかみにされた感じだった・・・山田孝之が話していたとおりだ。

16年前ある島で島民が全員死亡するという事件があった・・・でも実は生き残った2人の少年がいた。

それが玉木宏が演じる結城美智雄と山田孝之が演じる賀来裕太郎である。

結城は16年前に起こった事件の関係者への復讐に、冷酷な犯罪を次々とまるでゲームを楽しむかのように犯していく。

艦長倉本を演じた『真夏のオリオン』が戦時中という時代背景もあり、減量したのは知っていたがこの結城美智雄を演じている玉木宏もかなりシャープで、余計なものを一切削ぎ落とした感じだった。

頭脳犯で冷酷でしたたかな結城を演じるのは玉木宏しかいないでしょと思ってしまうくらい、はまり役だと思いました。

一方、神父という職につきながら親友の結城の犯罪を手助けしている賀来裕太郎を演じた山田孝之もとてもよかった。

葛藤と苦悩を常に瞳の奥にたたえている賀来を本当に繊細に山田孝之は演じていて、なんだかとても感動した。

個人的には私は石田ゆり子がとても好きなのですが、事件を追う新聞記者、牧野京子を熱演していていい仕事をしているなぁと嬉しかったです。

後は結城を追い詰めていく沢木和之を演じた石橋凌がこれもはまり役!という感じでしたね。

私はボキャブラリーも少ないし、映画だって通の人とは違いミーハー目線で観ているし、役者の何もわかってはいないのだけれど、『蟹工船』といい『MWムウ』といいちょっと強行でも観てよかったと思いました。

昨日のブログどおり、10時20分に家を出て19時40分に帰宅し、急いで晩ご飯を作ったのだった。

お供のピロは可哀想に満員電車でちょいつぶれ、やつれた感じ・・・あれれ、立つはずなのに立たないや。(泣)

今の私にはハードだったけれど決行してよかった。

今朝は5時半にすっきり目覚め、夫と娘を駅まで送り、いつものように某パン工場のアウトレットショップでパンのまとめ買いしてお買い得感!

洗濯をして干して2時間くらい寝たら、佐川急便が・・・「なんだろ?」と箱を開けると明日発売のPerfumeの「トライアングル」だった。

早速聴いたけれど、やはり彼女達のテクノポップな魅力は健在。

午後からはレッスン。

明日のオフはPerfumeの「love the world」ではありませんが、おウチでまったり「ぬいぐるみ the world」か気分を換えるのにプチ模様替えで「雑貨 the world」します。

ちなみにピロはほんやら堂のHPにアクセスしていただき「リラびと」で検索すると出てきます。

興味があったら見てくださいね・・・「なまけたろう」もなまらカワイイでよぉ、特にBIGが。

今日は七夕・・・もし短冊に願いを書くのなら「薬なしでも元気でいられますように」

|

« 決行 | トップページ | 雑貨 the world »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 決行 | トップページ | 雑貨 the world »